ビジネスにおける仕事の表現の仕方として「今日の仕事」「明日(のための)の仕事」「明後日(のため)の仕事」というものがある。事業や会社で例えるならば、「今日の仕事」は今月の予算達成などを指し「明日の仕事」とは、今期や今年度の予算達成などを指す。また「明後日の仕事」は、中長期を見据えた戦略や事業計画などを指す。もし、事業や会社において、日々「今日の仕事」のみにしかフォーカスしなければ、事業や会社は一向に成長できず、毎年同じことの繰り返しになってしまう。一般的には、日々の活動において「今日の仕事」が50%、「明日の仕事」を30%、「明後日の仕事」を20%位の割合で配分することが望ましいと言われている。ただし、その割合も役割や責任によって、変わるものであり、マネージャであれば「今日の仕事」の割合が高く、事業部長や取締役であれば「明後日の仕事」の比率が高くなる。特に「明後日の仕事」を行うには、先見の明が必要であり、数年後の事業や会社の未来の姿を描けなければならない。その為に、自社を取り巻く環境の変化や、事業や会社におけるビジネスチャンスやビジネスのおける脅威など、あらゆる情報を整理して、可視化できる能力が要求される。基本的には、中長期の事業や会社にとって明るい未来を実現するためには、今年何を準備しておくべきか、来年は何を実施すべきかを整理し、実行することが「明後日の仕事」の本質である。未来をより明確にし、それを実現するために頑張ろうと、自らリーダシップを発揮することで、皆のモチベーションが上がり、組織力強化の一助にもなる。TWSの社員として社訓を再認識し、会社の明るい未来を描き、日々「今日の仕事」のみならず「明後日の仕事」にも注力し、仕事に対するモチベーションを向上していってもらいたい。