各地で大きな災害をもたらした東日本大震災から、今日で11年が経った。当時、 私は中学3年生で、3月11日は高校入試の合格発表だったのは忘れられない。私の地元は北関東の内陸であった為、津波の心配はなかったが、やはり影響は強かった。当日の夜は、電気が止まってしまった為に暗い部屋で過ごし、とても心細い思いをした。その後もしばらくの間は、電気が止まったり、食料や生活必需品の供給が止まってしまい、思うように購入することが出来なかったりしたため、この状況がいつまで続くのかと不安に思う日が続いた。しかし、近所のコンビニや、スーパー、ガソリンスタンドなどのオーナーが生活必需品を融通してくれ、大変助かった。自分たちも辛い状況であったにも関わらず、このような行動を起こせる篤い気持ちに感銘を受け、自分が大人になったら、彼らのようになりたいと思ったことを強く覚えている。最近は、ロシアとウクライナの戦争により世界的にも電気やガソリンの高騰が懸念されている。この困難を前に、自分ができることはそう多くはないだろうが、あの時感動した大人の行動を胸に、震災のときに受けた恩を返していきたい。