学生の頃、全く泳げない子を対象にした水泳指導員のアルバイトをしたことがある。正直、最初は泳げるようになっても精々5mくらいだろうと思っていたのだが、指導期間を終えるころには大方の子が10m以上を泳ぎ、その中の数名は25m以上を泳げるようになっており、とても驚いた記憶がある。人は歳を重ねていくと、大体こんなものだろうと、経験上の予測で判断しがちだ。だが、子供たちは私の予想を裏切り、遥かに高い結果を生み出したのだ。予測をすることは必要だが、その予測に囚われすぎてはいけない。ある程度の予測をしたのであれば、それを上回る結果を出そうという目標を持って、何事にも挑戦し続けなければならないのだ。