欧米、特にドイツでは自転車の市民権が高く、最近では自転車専用道路から更に一歩進んだ自転車専用ハイウェイ、つまりアウトバーンの自転車版の構想が進んでいる。日本でも老若男女が楽しめる乗り物として、環境への配慮や、健康面からも自転車がブームになっており、東京オリンピックまでには自転車専用道路が200km程度整備される予定だ。だがそんな自転車のブームに対して、まだまだ乗り手側の意識や法整備が整っていないのも現実であり、飲酒後の乗車禁止や携帯使用、傘差し運転の規制についても知らない者がとても多いのが現状だ。何事にも言えることだが、”知らかった”では済まされない。ルールを知っているのと知らないのとでは大違いだ。そしてそれを守ってこそ”楽しむ”と言えるのではないだろうか。