私は大学で日本文学を専攻し日本の文学や文化を学んできた。大学の講義中に教授が「スケジュール帳をつけてる人は居ますか?」と聞いたところ、学生のほぼ全員が手を挙げていた。「では日記をつけている人は?」と教授が更に質問すると、数名に減ったのだ。現代社会ではスケジュール帳は必須のものだ。しかし江戸時代では現代社会とは逆で、スケジュール帳は記載せず、日記帳を記載していた人が殆どだったそうだ。それというのも江戸時代では士農工商と職が決まっていてイレギュラーな用事はほぼ無く、平均寿命も40歳代と今の半分程度だった為、未来のことよりも過去を振り返ることが多かったからだそうだ。江戸時代と現代社会の違いのように、時代や場所が変われば物事の価値観や見方は変わる。TWSに入社して1ヵ月。全くの未経験であるIT企業ということで、今までは上手くいっていたものが上手くいかなかったり、逆のパターンも然りだ。しかし全ての物事には原因や要因があり、注意していかなければ見逃してしまいがちだ。社会人となってから、大学で学んだ日本文学はあまり役に立たないのでは無いかと思う時もあったが、大学時代の経験や知識があったからこそ物事の価値観や見方が変わることにも気付けた。仕事をしていく上で新たな経験と知識を積んで、色んな角度で物事を見られるように成長していきたい。