先日、東京都で行っている女性の活躍推進加速化事業における研修の一角にパネリストとして参加させていただいた。これは2017年に東京都のライフ・ワーク・バランス企業として認定を受けた関係でお声がけいただいたのだが、そこで一緒に参加されていた方が所属する企業の社長様が1980年代にアメリカに研修を受けに行き、そこでアメリカ人女性が企業で堂々と仕事をしているのを見て、これからは日本もそうなっていくだろうというところに気付いて、いち早く女性の採用を強化していったということを聞いた。そして女性の中から管理職を目指せるような3か年研修があったり、女性社員が集まって意見交換会を行ったりという取り組みを行っているそうだ。また、ニートを採用して働くことに慣れていない彼らを週1日、2時間から研修を行い、時間をかけて教育し、定着させて業績を伸ばしていた。人財不足と言われている昨今で、うまく働けていない人財を如何に採用して働ける人財として育てていけるのかが鍵なのではないだろうか。