2017.03.02(Thu) K・U取締役 (♂)
コンサルタントという職業柄、言葉の、特に単語の使い方には非常に注意を払っている。
日本語には似て非なるものも多く、混同する訳にはいかない。例えば「きてい」という言葉には一つを詳細に決める「規程」とそれらをまとめた「規定」という意味がある。
また、万人に配る場合は「配布」とし、決まった人へは「配付」とする必要がある。
それとは逆に違う言葉でも同じような意味を持つ場合もある。
「問題」と「課題」がその一つであるが「問題」とは、何が原因かが分からない状態であり、原因が分かっている場合には「課題」となる。
課題であれば対策を立てる事も出来るが、問題のままでは一向に先へ進めない。
いかに問題の原因を特定し、課題を明確化させるかで仕事の質が変わってくる。
また業務の中には「作業」と「仕事」がある。作業は効率的にすべきであり、仕事は効果的に行なう必要がある。
言葉の意味を意識して発していくことで、物事に対する向き合い方も変わってくるのではないだろうか。