2019.02.26(Tue) K・U常務取締役(♂)
日本人にとって責任は「取る」ものでありネガティブに捕らえがちであるが、欧米では「果たす」ものであり、もっとポジティブな捕らえ方をしている。
これは業務にも言えることで、責任とは本来やるべき役割をきちんと行うことであって押し付けあうものでは無いはずだ。
そして責任を果たすためには役割をきちんと理解し、それに付随した権限を持たなければならない。
逆に権限だけで役割を理解していなければ、やはり責任は果たすことが出来ないだろう。
上場を目指す企業やISOの審査でも当然責任と権限は必ず確認される部分だ。
職務権限の移譲と適切な職務分掌から組織的な会社運営を行うにあたり、組織管理体制の整備は必須である。
それに伴い、諸規程も整備し、それぞれの役職者がそれぞれの責任を全うし、長期的な企業価値の増大に向けて取り組んでいかなければならない。
皆も自分のやるべき役割を理解し、常日頃から果たすべき責任と権限の要否について問いかけてもらいたい。